『知る』から『できる』へ!髪質判断の精度を上げる具体的な方法
みなさんこんにちは。
DEARU代表の優喜老師(古川喜章)です。
今回は具体的な髪質判断のやり方をお伝えしていきます。
前回の記事:髪のダメージを見逃さない!「ダメージ」の正体とは?
の続きになります。
ダメージとはアミノ酸の結合が切断され、流出や欠落をすることで
毛髪内部に歪みが発生して手触りが悪くなったり、強度が落ちたり、膨潤しやすくなったりします。
今回はあまり触れてはいませんが、キューティクルに関してもダメージを受けることで
艶が出にくくなったり手触りが悪くなったりもします。
つまり逆に言えば、
手触り、伸長度、弾力等を確認することで
目に見えない毛髪内部のダメージ度合いを予測することが可能となります。
方法は、
①カウンセリングによる予測
②乾いている状態と濡れている状態で触って予測
の2つです。
まず①のカウンセリングによる予測ですが、
薬剤の履歴(セルフカラー含む)をお客様と確認していきます。
長くそのお客様の髪を担当していれば髪の履歴はわかりますが、
特に初めての場合などは、
・カラーリングは大体年に何回ほどしますか?
・毎回全頭を染めますか?それとのリタッチもしますか?
・ご自身でもカラーリングをしたりもしますか?
とコミュニケーションをとりながら、
毛髪の根本部分、中間部分、毛先部分に
それぞれ何回ほどカラーリングをしているのかをイメージしていきます。
ハイライトやブリーチがある場合には、
・このハイライトはブリーチですか?
・ブリーチをしているように見えますが何回くらいブリーチしたか覚えていますか?
などなど、覚えている範囲で履歴を聞いていきます。
パーマも同様です。
・年に何回くらいパーマ(縮毛矯正)をかけますか?
・Hotパーマですか?それともコールドパーマですか?
・パーマをかけるときは全体にかけますか?それとも中間部分から下の部分ですか?
・縮毛矯正は毎回全体にかけますか?それとも伸びてきた部分だけかける場合もありますか?
・前回最後にパーマをかけたのはいつですか?
・前々回のことは覚えていらっしゃいますか?
などなど、パーマ剤がついているであろう範囲も予測していきます。
あとは、自分でどのようにスタイリングしているかも確認します。
・ご自身でスタイリングをするときにストレートアイロンやコテを使うことはありますか?
・どんなふうに普段スタイリングをしていますか?
なども聞いていきます。
最後に美容室でのトリートメントの履歴を確認していきます。
理由は、強めに疎水化させてシリコンをくっつけるタイプのサロントリートメントの場合、
薬剤の浸透に影響がある場合があるからです。
ある一部の酸熱系のトリートメントも同様です。
どう考えても薬剤履歴的にはダメージがあるはずなのに
ツヤツヤサラサラの場合は要注意です。
・毎回美容室で施術の際はトリートメントメニューも一緒にしますか?
・トリートメントだけをしに美容室に行くこともありますか?
・アイロンを使うトリートメントを美容室でやることもありますか?
以上がカウンセリングによってダメージレベルを予測する方法になります。
これらの情報をもとに次は②の
乾いている状態と濡れている状態で触って予測をし、
最終的にダメージレベルを決定していきます。
触って予測の場合は、
主に弾力、滑らかさ、伸長度を確認していきます。
基本的にはこの方法で良いのですが、
例外パターンもあります。
それは、熱によるダメージを受けている場合です。
熱によるダメージは、
変性、凝集、炭化などがありますが、
これらもパーマを語るには絶対に欠かせない要素なので
丁寧に解説していきますね。
続きます、、、
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