知らないと一生間違える“美髪の基礎知識”シリーズ
第1回:髪の絶対の事実。そもそもの前提、ダメージとは?
1. はじめに:髪は“死んだ細胞” だからこそ向き合い方が大切
「髪が傷むってどういうこと?」
「トリートメントで直るって聞いたけど本当に直るの?」
そんな疑問を持つ方は多いですが、まず知っておいてほしい真実があります。
髪は“死んだ細胞”でできています。
だから一度ダメージを受けると、皮膚のように自然回復することはありません。
ここが、ほとんどの人が誤解しているポイントです。
では、傷んだ髪に私たちは何ができるのか?
そもそも「傷む」とはどんな状態なのか?
美容師の立場から、わかりやすく解説します。
2. 髪が“傷む”とはどういうことか?
髪のダメージは大きく分けて 3つの現象 が同時に起きています。
キューティクルが剥がれる
摩擦・熱・乾燥・薬剤などにより、髪表面のウロコ状の膜がめくれる。
→ 手触りが悪い
→ パサつく
→ 艶がなくなる
内部のタンパク質(ケラチン)が流出する
髪の“芯”となる部分がスカスカになる。
→ ハリ・コシ・弾力がなくなる
→ 切れ毛・枝毛が増える
歪みによって水分保持力が落ち、うねりや広がりが出る
髪内部の水分が安定しないと、扱いづらいクセが強くなる。
→ 広がる
→ うねる
→ まとまらない
一言でいうと
髪の“中身”が壊れ、表面の“フタ”まで無くなる状態。
これが「ダメージ」の正体です。
結び:ヘアケアとは、この3つの問題へのアプローチ
どんなメーカーのどんな商品も、
結局はこの 3つ(表面・内部・水分環境) の問題に対して
どんな角度でケアするか、という違いにすぎません。
まずはここまで覚えておいてくださいね。
この“本質”を理解しておくと、
これからのパーマ・カラー・トリートメント記事が、
もっと深く納得できるようになります。
つづく——。
