髪質に応じたパーマ薬剤の選び方を解説!
みなさんこんにちは。
DEARU代表の優喜老師(古川喜章)です。
前回までの記事で
髪質判断によりダメージレベルを具体的に予測する方法を学んできました。
ダメージレベルが判断できたら次は
どの薬剤を使えばいいのか?
という話になるのですが、
まずは基本をおさらいです。
還元剤にはスペックというものがあり、
主に4つの要素で構成されています。
規格
- 還元剤
* 種類(TG、CA、CYS、GMT、TGL)
* 濃度
- 鹼度
- pH
これらの組み合わせにより
還元する場所、深さ、還元力が決まり、
膨潤や軟化の度合いが決まります。
各還元剤には酸解離定数があり、
還元剤毎にどのpHで活性するかという要素もあります。
実際のところ、
還元剤の話を細かくしだすと
この表のような基礎化学の知識が絶対になるので、この辺りでやめておきますが(笑)
美容師さんに必要な知識は、
パーマ剤を開発する化学者が必要な知識ではなく、
パーマ剤をうまく使いこなすための知識だと思うのですが、
パーマ剤を作るための理論と、
パーマ剤を使うための理論は全く異なる為、
ここから先は
DAERUのパーマであれば
どのように薬剤を選んでいくかを
お伝えしていきますね。
髪質判断ができたら、
あとはもう超簡単です。
この早見表を見ながら配合するだけです。
細かい計算は全てしてあります。
例えばダメージレベル3と判断したら、
中間と毛先でダメージレベルが違う場合
それぞれのダメージレベルに合わせ2つの薬剤を用意します。
基本パターンはこれだけです(笑)
ハイライトが入っているような違うダメージが混在する場合はどうすればいいか?
中間と毛先でダメージ差が大きい場合は境目をどうしたらいいか?
コールドパーマのように薬剤を塗り分けられないときはどうしたらいいか?
などなど、応用パターンを次回お伝えしていきますね。
お楽しみに。