失敗を宝に変える!挑戦から得た解決の鍵
DEARU代表の優喜老師(古川喜章)です。
今日の投稿はDEARUの薬剤を使っている美容師さん向けの専門記事となります。
我々が提供している臨店教育の2回目のサービスでは、
理論を学び、自ら体験し、
現場で実践をしたからこそ起きる新たな質問やうまくいかなかった時に即座に原因を分析し解決し、現場力を高めていく目的で行っております。
今回のケースは、
シンガポールで美容室を経営しているオーナーさんからの『うまくいかなかった体験談』の共有ですが、
他の美容師さんにも役に立つ点も多いと思いますので、『自分だったらこうする』という目線でこの先の内容を見てください。
今回の状況を説明すると、
髪質:
白髪、細い髪、ストレートパーマをしている
薬剤履歴:
①2.3ヶ月に一度、毎回リタッチをする
②年に1度ストレートパーマを全体にかける
希望:
ストレートパーマ
髪質判断:
ダメージレベル3と判断
使用薬剤:
L+C 2:1
行程:
放置時間20分
100%ドライの後、温度180でアイロン
二剤はH2O2を塗布して8分放置
結果:
伸びてはいるけど、ぱやぱやしていて若干癖が残っているように見える
という状況でした。
実際に髪を触っているわけではないのであくまで予測ですが、私だったらこうします。
まず髪質判断ですが、年に一度のストレートと毎回のリタッチではLv3までのダメージはいっていないと思います。
ダメージレベル2Lvと判断します。
根本から中間のダメージレベルに対し、中間から毛先のダメージの差が大きければそれに合わせて薬剤を2つ用意します。
使用薬剤については L+C 2:1 ではなく L単品 or L+X 2:1を使います。
行程は
常温放置の時間は20分で一度チェックをし、伸びが悪ければ最大30分まで放置します。
100%乾かしてからアイロンをするのではなく、90% or 95%の乾き具合でアイロンを開始します。
現場では100%髪を乾かしてからアイロンすることはまずありません。
アイロンの温度は180℃で行います。
基本的にアイロンの使用温度は180度と210度の2つだけです。
二剤はH2O2を5分です。
いかがでしたでしょうか?
本日の総論、まとめです。
1、ダメージレベルに対して薬剤のパワーが少し弱い、放置時間も短かったため還元不足と推察されます
2、アイロン前に髪が乾きすぎているため真っ直ぐにする力が少し弱かったと推察できます。
アイロンの効きが悪かったため、仕上げのドライ後にパサパサするように見えるのはダメージで、
パサついているのではなく癖が伸びきっていないから
ぜひこの2点を意識して次回はやってみてくださいね。
あなたの今回の経験が次回のお客様の笑顔と他の美容師さんの悩みを解決することにもつながります。
勇気を持って相談してくれてありがとうございます。
うまくいったらぜひまた教えてくださいね。
うまくいかなくてもまた一緒に解決していきましょう。
このブログを見ている美容師さんもうまくいかないことがあれば気軽に質問してくださいね。
と言いたいのですがやめてください(笑)
詳細の状況がわからないと正確な答えを回答できないため、
相談するときは臨店教育の2回目をご利用ください。
臨店の内容はこちらからご確認ください。
https://www.dearu.com.tw/%E6%95%99%E8%82%B2%E6%9C%8D%E5%8B%99/service
問い合わせや申し込みはLINE@よりお願いします。
ではまた次回お会いしましょう!
DEARU式のパーマ方法でダメージを抑え、柔らかくしっかりとしたリッジがあるパーマをかけられるようになりたい。
BLOGで書いてある内容をもっと深く知りたい。
自分で完璧にできるようになりたい。
DEARUのパーマ剤を使ってみたい。
そんな方はまずこのページを見てみてください。
https://www.dearu.com.tw/brand
なぜ我々DEARUは商品だけを販売することをしないのか?
その理由とそこに込められた想いの部分も感じてもらえてら嬉しいです。
最新の情報はIGからも発信しています。
ID: yoshimaaax
パーマのことで悩みを持つ他の美容師さんへのシェアもして頂けたら幸いです。